実践発表会 会津若葉幼稚園 速報
森を育てるために、森の木を強くしようと思った子どもたちは炭作りを知りました。そこで、「炭作り」の実践を重ねてきた福島県の会津若葉幼稚園で、9月1日、実践発表会が行われました。前日までの雨模様から一転、当日は磐梯山も望める好天の中、子どもたちは炭の出来上がりを期待して、窯のある若葉の森に出かけました。炭作りの名人から炭の特徴や性質について教えてもらい、自分たちの森の木が窯から炭となって出てくると、実際に触れて楽しみました。そして、以前に幼稚園で焼いた炭との違いについて、それぞれ考え、皆で伝え合いました。同時に園舎のほうでも窯の代用としてお菓子などのアルミ缶とガスバーナーを使って炭作りを行いました。炭の焼ける臭いや煙に今までの経験から、鼻を覆う子どもたちの姿がありました。
公開保育の後、担任の八巻里枝先生から、森の環境作りや子どもたちの森への思い、「炭作り」を始めたきっかけ、活動をどのように発展させたかなどについて、研究発表が行われました。3年間にわたり継続的に活動を行ったことで、炭が身近な存在となり、自然と興味関心が広がっていったとお話がありました。
また、科学する心を育てるため、県内の保育園、小学校の生活科での実例などを通して、「触れて、感じて、考える」ことができる環境作りについて、シンポジウムがありました。各パネリストの先生方はどの先生も共通して、本物に触れることの大切さについて語られました。
記念講演では、子どもの次の興味、好奇心を引き出すような事物の提示、働きかけが重要であると、半世紀以上幼児教育に携わってこられた西久保先生からアドバイスを沢山いただきました。シャボン玉や牛乳パックなどの具体的な事物を使った実例は、集まった若い先生方にとって、明日からすぐに実践できる有益で身近な情報になったのではないでしょうか。

