第4回 ソニーものづくり教室
エジソンを体験しよう

蓄音機の教材商品(左)と
今回作る身近な材料での蓄音機(右)
=青森支部が開発
- 開催日:
2007年9月29日(土)9:00〜12:40 - 会場:
青森県五所川原市立沖飯詰小学校 - 主催:
SSTA青森支部/五所川原市立沖飯詰小学校/ソニー教育財団 - 後援:
五所川原市教育委員会/つがる市教育委員会/北五小教研理科部会/西・つがる小教研理科部会 - 参加者:
沖飯詰小学校4〜6年生 16名 - 講師:
SSTA青森支部 久保慶喜先生(名久井小学校)/松山 勉先生(天間東小学校)
テーマ:エジソンを体験しよう
「ものづくり」に、偉大な科学者の発明や発見の過程を追体験する要素を加えれば、子どもたちの科学・技術への興味・関心が高まると同時に、科学の原理原則を実感として理解できるのではないか。
SSTA(ソニー科学教育研究会)青森支部では、偉大な科学者の発明や発見の過程を子どもたちが追体験できるカリキュラムや教材・教具の開発を推進しています。今回は、エジソンの発明の中から、子どもたちの日常生活にも関係の深い、電球とオーディオ製品の原型となる「フィラメント」と「蓄音機」を選びました。特に「蓄音機」では、子どもたちに「音は振動である」ということを実感してもらうとともに、それを記録・再生するためのエジソンの工夫や発明の素晴らしさに気付いてもらうことを目指しました。
また、高価な部品を使わず、身の回りにある品物を使って、これらの模型をつくるために、青森支部では、素材の研究や部品の開発を行いました。
![]() エジソンに学ぶ意義を話す工藤支部長 |
![]() 参加した16名の子どもたち |
(1) フィラメント電球


食品のビンと、ミノムシ・クリップ、そしてシャープペンシルの芯で、電球の模型ができます。「シャープペンシルの芯」には、子どもたちも半信半疑でしたが、通電すると見事に明かりがつきました。0.5mm の芯ではつきますが、0.9mm の芯ではつかない、など、応用実験も行われました。
(2) 簡易蓄音機づくり
![]() 私は誰でしょう?説明する講師の久保先生 |
![]() まず、ペットボトルに穴を開ける |
![]() マイクロフォン兼スピーカーの基部を製作し、 基板に取り付ける台座とマイクロフォン兼 スピーカーを組み立てる。 部品にキリで穴を開ける作業もある。 |
![]() できた!声を出してみよう! |
「簡易蓄音機」とはいえ、部品点数も多く、組み立て作業には、ペットボトルに穴を開けたり、テープで貼り付けたり、キリで穴を開けたりネジで組み立てたり、ものづくりの要素がいっぱいです。
まずはマイクロフォン兼スピーカーとなる部品の組み立て。出来たら声を出してみよう。
子どもたちはすでに「音は振動」の世界に入りかけています。
事後のアンケートで、ペットボトルの穴を開ける作業が難しかったという子どもたちが、かなりの数に上りました。
![]() 「レコード針」を取り付けます。 材料は大型の安全ピンの針。 |
![]() ほぼ、完成です。 |
次は、音を録音する円筒を回転させる部分の制作。木の板に台座になる金属部品をネジ止めし、回転部を取り付ける。これにプーリーを介して輪ゴムでモーターにつなげ、回転させる。回転軸がコップの中心を通らないと、上手く回転しない。
いよいよ最後の組み立ての説明です。
回転部に薄いプラスチックのコップを被せて、針を下ろして回転させ、紙コップのマイクロフォンを通じて声を出すと、針を通じてプラスチックのコップにその振動が伝わり、溝が掘られ録音されます。また、音が記録されたコップに針をおろして回転させると、今度はスピーカー(兼マイクロフォン)の紙コップから音が聞こえます。
さあ、録音してみよう!・・・音量が足りない、メガホンで補強する


さあ、聞こえるだろうか?!
予定を40分も超過してしまいましたが、楽しく「ものづくり」が行えました。
子どもたちが驚いたことは、身近な素材の紙やプラスチックのコップを使って、蓄音機モデルが作れたこと・音が聞こえたことで、「音は振動」を実感として理解できました。また、シャープペンシルの芯が発光したことも驚きでした。
偉大な科学者の発明・発見を追体験する「ものづくり」は、子どもたちに科学への憧れや興味・関心を大いに呼び起こしてくれたようです。









